「先生、マジで授業って意味あるんすか?」
ええ、過去に言わたことがあります。本当に。 (心の中では“お前の未来の患者さんの命を預かるんだぞ”と言いながら、笑顔で対応しました)
こんにちは。現場で心をすり減らしながら、看護教育の明日を信じて戦っていた看護教員です。(今は訳あって看護教員お休み中です)
今回は【学習意欲ゼロ…どころかマイナス】の学生たちに、どうやって火を灯すか!?そんなテーマでお届けします。
まずは「やる気ないモード」を観察してみる
やる気なさげな学生にはだいたい共通パターンがあります。
- パターン①「とりあえず出席だけはしている」
- パターン②「リアクション皆無。人間なのかAIなのか」
- パターン③「授業中、目は開いてるけど魂は旅に出てる」
こういう学生、正直イライラ…いや、困りますよね。 でも!彼ら・彼女らにも背景があります。
アプローチ①:「なんで勉強したくないのか?」を“こっそり”聞く
真正面から「なんでやる気ないの?」と聞いても、 「別に…」と月9ドラマのセリフしか返ってきません。
なので、雑談っぽく聞いてみるのがポイント。
「最近、疲れてる?」 「今の授業、むずかしすぎた?」 「わかりにくいとこあった?」
意外と「実習が怖い」「過去に失敗して自信ない」「家でゴタゴタしてる」など、本人なりの事情が出てきます。
アプローチ②:やる気スイッチは“褒めポイント”にあり
人間って単純です。
「お!この前の記録、すごくよく考えてたね!」
こんな一言で目が輝き出すこと、あります。 学生は“ダメ出し”には慣れてるけど、“褒められる”ことに飢えているのです(特に最近のZ世代…!)
アプローチ③:ゲーム感覚で“やらされ感”を吹き飛ばす
「今日はアセスメントRPGです。あなたのミッションは“転倒の原因を探れ!”」
少しだけ工夫して、授業に“遊び”を入れるだけで、 急に参加率が上がることも。ちょっと“バカバカしい”くらいがちょうどいい(笑)
アプローチ④:教員が“燃えすぎない”ことも大事
「なんでやらないのよ!」 「あなたのためを思って!」
そう思うほど、教員の方が疲弊します。
だから時には…
「ま、人生っていろいろだよね」
くらいのスタンスでいるのも、自己防衛のスキルです。 燃え尽きてはいけません、私たちは。
まとめ:やる気は伝染する。まずは教員の“楽しむ姿”から
やる気のない学生も、こちらが楽しそうに教えていたら、 「なんか面白そう」とチラ見し始めます。
無理に変えようとせず、“きっかけ”を置いておく。 火をつけるのではなく、“火種”を渡すのが、私たちの仕事かも。
それでもやる気ゼロの学生に、時々は思うんです。 「この子、どこまでいけるか見届けてやろうじゃないか」
そんな愛すべき“やる気ゼロ”学生たちと、仲良くやっていきましょう。でわまた。