「看護教員って、教えるだけの仕事でしょ?」
…そう思っている人、実はけっこう多いかもしれません。
でも実際は、授業だけじゃない、授業“前”も“後”も、やることが山ほどあるんです。今日は、そんな看護教員のリアルを少しだけご紹介します。
授業の準備だけで1日が終わる!?
看護教員の仕事って、授業に立つ時間より、授業の“準備”にかかる時間のほうが圧倒的に長いんです。
たとえば、1回90分の講義をするためには…
- 指導案の作成
- スライドの作成
- 学生用プリントやワークシートの作成
- グループワークの内容と配布資料の準備
- 学生の理解度に応じた補足資料の用意
などなど…まるで看護計画を立てるように、丁寧な“教育計画”を練っていく必要があります。
実は、教えるだけじゃないんです
教壇に立っている時間がメインに見えるかもしれませんが、看護教員の仕事はそれだけではありません。
- 学生のレポートや課題の添削
- 実習の引率と評価
- 国家試験対策の個別指導
- カンファレンスや会議への出席
- 学生のメンタルサポート
- 進路相談や家庭との連携 など…
まさに「看護」と「教育」の両面を担う専門職。現場の経験も求められるし、教育的視点も常に必要です。
教員も“人”です。だから労わってほしい
看護師だった頃の経験を活かしつつ、今度は教育者としても必死に頑張っているのが看護教員。
だけど、教員自身の心や身体の健康は、後回しになりがち。
正直、帰宅してからも「明日の準備しなきゃ…」と資料作りに追われ、休日も試験作成や学生対応で潰れることもしばしば。
それでも学生が笑顔で学んでくれたり、卒業後に「先生のおかげで今も頑張れてます」と言ってくれたりすると、涙が出るほどうれしいんです。
ひとことが、何よりの支えになります
「先生、ありがとう」
「わかりやすい授業でした」
「先生の授業、好きです」
そんな何気ないひと言が、看護教員にとっては一番のご褒美なんです。どうか、周りにいる看護教員にそっとねぎらいの言葉をかけてあげてください。それだけで、もう少し頑張れたりするものなんです。
おわりに
看護教員の仕事は、思っているよりずっと大変。
でも、それだけやりがいも深い仕事です。
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教員も人間。お互いに労わり合える社会になりますように。