看護教育の歴史と指導案が蓄積されていない現実

看護教員の雑記blog

こんにちは、看護教育に携わる皆さん。今回は、私が長年感じてきたことについてお話ししたいと思います。

私たちの看護教育って、本当に進化しているのでしょうか?私はよく、「過去の指導案」や「教育方法」の蓄積がほとんどされていない現状に驚かされます。これ、実はすごく大きな問題だと思うんです。

指導案の蓄積って、なぜ重要?

まず、指導案や教育の歴史が蓄積されていないとどうなるのか。簡単に言うと、「同じ失敗を繰り返してしまう」ということです。

指導案が蓄積されていれば、過去の成功と失敗を振り返りながら、効果的な教育方法をどんどん改良できますよね。でも、今のままだと、毎回同じことをゼロから考え直さないといけなくて、時間が無駄に使われてしまう。もっと効率よく、学生たちに良い教育を届けるためには、過去の知恵を活用しない手はないんです。

でも、なぜ蓄積されないのか?

ここで気になるのが、「なぜ看護教育の歴史や指導案が蓄積されていないのか?」という点。

正直、私はこれを「閉鎖的な思考」だと感じています。どういうことかというと、たくさんの看護教員が自身の思考をシェアしていないことだと思います。新任だから一から指導案をつくる必要は全くないと思います。

古い人は「昔からこうしてきたから、このやり方でいい」と思い込んでしまっているんですよね。もちろん、これまでの方法が悪いわけではありません。ですが、教育は日々進化しているもの。新しい方法や視点を取り入れることで、さらに良い結果を生み出せるはずです。

もし、指導案が蓄積されていれば、他の教員の経験やアイデアをシェアできるし、うまくいったこと、失敗したことを次に活かすことができるんです。なのに、それをしないのは、ちょっと勿体ない気がしませんか?

どうすれば変わるのか?

では、この現状をどう改善するか。まずは、私たち教員が意識的に指導案を「蓄積する」ことから始めるべきだと思います。

  • 何よりもオープンな心で他の教員と定期的に情報を交換して、お互いの指導案を共有する。
  • 新しいアイデアや方法を試してみること。

これらを少しずつ実践していくことで、少しずつ看護教育の質も向上するはずです。そして、過去の経験を元にした指導案が「蓄積」されていくことで、今後の教育がより効率的で効果的になるでしょう。

結論

看護教育の質を向上させるためには、過去の経験や指導案を蓄積することが大切です。それは、ただの「記録」ではなく、「次に活かすための財産」です。

教員が閉鎖的な思考から解放され、新しい視点を受け入れることで、より良い看護教育を提供できるようになります。少しの意識の変化が、未来の看護教育を大きく変えるかもしれません。