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目的
運動器に障害をもつ成人患者の病態と看護について理解を深め、各種疾患に応じた看護実践能力を身につける。
到達目標
- 運動器の構造と機能、ならびに代表的な運動器疾患の病態を説明できる
- 骨折や関節疾患などの治療方法とそれに伴う看護の要点を理解できる
- ギプスや牽引などの治療中における観察と看護支援の視点を持てる
- 周術期および退院後の患者支援について、多職種連携の重要性を含めて理解できる
講義内容(全8回)
第1回 運動器障害の基礎知識
- 運動器(骨・関節・筋・神経)の解剖と生理の基礎
- 運動器障害の定義と分類(外傷性・変性性・炎症性など)
- 運動機能障害による日常生活の制限と看護の視点
- 加齢や生活習慣による運動器障害のリスク要因
第2回 骨折患者の看護
- 骨折の種類(単純骨折・開放骨折など)と病態生理
- 骨折治療の流れ(整復、固定、観血的整復術)
- 骨癒合の過程とその評価
- 骨折による疼痛管理、安静による廃用症候群への対処
- 食事、排泄、移動、清潔保持など基本的日常生活援助の実際
第3回 ギプス固定と看護
- ギプスの適応と種類(円筒ギプス、長下肢ギプスなど)
- 固定中の観察点:循環・知覚・運動のチェック(CMS)
- 末梢循環障害や褥瘡などの合併症予防
- ギプス除去後の関節拘縮・筋萎縮へのリハビリ支援
- 患者の不安軽減と自己管理指導
第4回 牽引療法と看護
- 牽引療法の目的と種類(皮膚牽引・骨牽引)
- 牽引装置の管理(重錘の位置、固定具の確認)
- 牽引中の患者の苦痛(体位制限・疼痛・皮膚トラブル)への看護援助
- 牽引中の褥瘡・筋萎縮・静脈血栓予防対策
- 清潔援助・排泄援助など日常生活の支援の工夫
第5回 大腿骨頸部骨折の看護
- 高齢者に多い骨折の特徴と転倒要因
- 手術療法(観血的整復術、人工骨頭置換術)の理解
- 術前の全身状態の把握とリスク管理(脱水、認知機能低下、栄養)
- 術後の観察ポイント(出血、感染、呼吸循環動態)
- 転倒再発防止を含めた退院支援と環境調整
第6回 人工骨頭置換術の周術期看護
- 人工骨頭置換術の概要と適応疾患
- 周術期における疼痛コントロールと感染予防
- 可動制限に配慮した日常生活動作の支援(体位・移乗・排泄)
- 理学療法士との連携によるリハビリ支援の展開
- 退院後の再転倒予防と福祉サービス活用支援
第7回 関節リウマチ患者の看護
- 関節リウマチの病態と診断基準、治療(薬物療法・リハビリ・手術)
- 疼痛や関節変形による生活制限の把握と看護援助
- 長期療養におけるセルフケア支援、服薬管理
- 疾患の進行に応じた段階的な支援(心理的ケア・家族支援)
- 患者との信頼関係構築と意思決定支援
第8回 腰椎椎間板ヘルニアの看護
- 椎間板ヘルニアの病態(神経圧迫・疼痛)と診断(MRI、神経学的所見)
- 保存療法(安静、薬物療法)と手術療法(椎間板摘出術)の概要
- 急性期の安静時ケアと疼痛緩和の工夫
- 慢性期の再発予防指導(姿勢、生活指導)
- 日常生活指導(体位、移動、排泄)と職場復帰支援

新人ちゃん
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本教材は、授業設計の「骨格」としてご活用いただくことを目的に作成しております。各教育機関のカリキュラムや学生の学習レベルに応じて、柔軟に調整・アレンジしていただくことを推奨しております。スライドや板書の追加、発問の工夫など、先生方それぞれの教育スタイルに合わせてご利用ください。
2. AIツールを活用した資料作成について
本教材は、AIツールを活用して初稿を作成し、その後、看護教員としての専門的な視点を反映させながら、内容の精査と調整を行っております。効率と質の両立を意識し、現場で実際に使いやすい資料となるよう整えておりますが、ご使用にあたっては、必ずご自身で内容やエビデンスをご確認のうえ、授業内容に適した最終的な調整をお願いいたします。
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