看護系大学・専門学校教員から訪問看護へ転職するためのポイントと働きやすい訪問看護ステーションの条件

転職情報

🔍結論
ブランク有りの看護教員でも訪問看護師への転職はできます。ただ、ブランクに理解があり、復職をサポートしている訪問看護ステーションを選ぶことが重要です。

転職を考えている看護教員によくある悩みは年齢やブランクが大半

40代女性
40代女性

「臨床に戻るとしたら、どこが現実的だろう?」
「病棟はもう体力的にしんどいし、夜勤も厳しい」
「訪問看護って、ブランクがある私にできるかな?」

これらは、長年看護教育に携わってきた教員の方からよく聞かれる悩みです。

何歳でも、臨床の看護師はできる

事例1:60歳を超えて転職

▶事例2:2年目で転職

教育経験者は訪問看護への転職が向いている理由

(1)柔軟な勤務時間で生活と両立

  • 週3日勤務や半日勤務など、勤務時間や曜日の調整が可能。
  • 子育てや介護など家庭の事情に合わせて働ける。

訪問看護は定時帰宅がマスト。看護教員と違い、持ち帰の仕事は基本的にありません。

(2)残業なしで体力的負担が軽減

  • 疲労の蓄積が少なく、復職者でも安心して働ける。
  • 学校のような残務が少ないため、身体的・精神的負担が少ない。
  • 規則正しい生活リズムを維持でき、健康管理がしやすい。

看護教員の経験が、訪問看護で活かせる4つの理由と具体例

(1) 観察力が活きる

  • 教員時代:学生の表情やしぐさから、理解度や体調の変化を察知
  • 訪問看護:利用者の表情・呼吸・動作の変化から、体調悪化の兆候を早期に発見

(2)伝える力が活きる

  • 教員時代:学生に看護技術や理論をかみ砕いて説明
  • 訪問看護:利用者や家族へ服薬の注意点や生活指導を、やさしい言葉で説明

(3)アセスメント力が活きる

  • 教員時代:なぜこの援助を行うのかを根拠立てて指導
  • 訪問看護:観察→判断→支援のプロセスを、限られた時間と情報の中で的確に実行

(4)調整力が活きる

  • 教員時代:学校・実習先・家庭の間での連携や対応調整
  • 訪問看護:医師、ケアマネジャー、家族などと連携し、利用者を中心とした支援体制を整える

ブランクのある看護教員が働きやすい訪問看護ステーションの条件

(1)訪問看護ステーションの雰囲気が自分に合う

  • 管理者の人柄
    管理者が話しやすく、支援的。
  • 職員の年齢層
    コミュニケーションが取りやすい年齢層が多い。

(2)同行訪問の期間が十分にある

  • 段階的な業務習得
    ブランクや経験に応じて、先輩看護師と同行訪問できる期間がある。
  • 安心して学べる体制
    疑問や不安をすぐ相談できる環境。

(3)教育体制が整っている

  • 業務内容の段階的習得
    看護記録の作成、支援計画書作成など段階的に学べる。
  • 研修やマニュアルの充実
    教育プログラムや指導マニュアルが整備されている。

(4)急な休みへの対応が柔軟

  • 家庭事情への理解
    子育てや介護など急な休みに理解がある。
  • 勤務調整の柔軟性
    急な休みに対するフォローや代替勤務の体制が整っている。

看護教員が訪問看護へ転職する際に役立つサービス:在宅医療支援機構

ナビ先生
ナビ先生

在宅医療支援機構 は、看護師・リハビリ職など在宅領域に特化した専門職の転職支援を行っており、訪問看護ステーションとの強いネットワークを持っています。

在宅医療支援機構を使うメリット

  • 訪問看護に特化した求人を多数掲載
  • ブランクのある人材を歓迎する施設の紹介が可能
  • 教育・研修が整った安心できる職場を提案
  • 履歴書・面接のサポートなど、転職活動を全面バックアップ

最後に:教育から現場へ ― キャリアはしっかりつながっています

教員として積み重ねてきた年月は、決して臨床から遠ざかっていた時間ではありません。

それはむしろ、人を見る力・育てる力・伝える力を磨いてきた貴重なキャリアです。

看護師としての原点にもう一度立ち返りながら、新たなステージとして訪問看護を選んでみませんか?

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