「看護教員=安定」は幻想?現実を直視せよ!

看護教員の資産形成

「看護教員って安定していていいよね」
「将来は教員になりたいです、先生みたいに」

そんな言葉をもらうたびに、胸の中に複雑な感情が湧く。嬉しい。でも、モヤモヤする。
本当に“安定”って、私たちの今を表しているのだろうか?

看護教員の仕事は、やりがいに満ちている

まず最初に言いたいのは、私は看護教員という仕事が好きだということだ。
臨床経験を経て、学生と向き合い、成長を支える喜びは何ものにも代えがたい。
教壇に立ち、目を輝かせて話を聞く学生たち。実習で悩みながらも一歩ずつ前進する姿。
そのすべてが、この仕事のやりがいを形づくっている。

「この仕事を選んでよかった」と思える瞬間は、確かにある。
でも――。

ふとした瞬間、胸をよぎる「これでいいのか?」という不安

長期休暇は名ばかりで、講義資料づくりや成績処理に追われる日々。
実習指導の責任も重く、委員会や会議も山積み。
家族との時間は削られ、自分の時間なんてほとんどない。
夜遅くまで学生対応に追われ、土日も心が休まらない。

そして、そんな日々を積み重ねても、通帳に並ぶ数字はそれほど増えていない。
昇給も微々たるもの。
ふと「この働き方を10年、20年続けた先に、何が残るのだろう?」と立ち止まってしまう。

「安定」はしている。でも「豊か」ではない

確かに、看護教員という仕事は“職を失うリスクが低い”という意味で安定している。
けれど、それは裏を返せば「現状維持が前提」の働き方だ。
物価は上がる、税金も増える。でも、収入は大きく変わらない。

将来のために貯金したい。もっと学びたいことがある。子どもに習い事をさせたい。旅行にも行きたい。そんなささやかな願いですら、慎重にならざるを得ない自分がいる。これが、本当に「安定」なのだろうか?

自分の人生に、もっと“選択肢”が欲しかった

「やりがいがある」「社会貢献している」
その言葉の裏で、自分の人生設計を“あきらめ”で埋めてはいないだろうか?

将来に漠然とした不安を抱えながらも、「教員だから仕方ない」と言い聞かせていないか?

私はあるとき、そうした自分の思考パターンに気づいた。
そして、気づいたからには、行動を変えようと思った。

収入の柱を増やすことは必須だが…

副業やスキルアップを模索する人も多いだろう。
だが、いくらスキルを磨き副収入を得ても、それだけでは「裕福」にはなりにくい。

収入を増やす努力は大切だが、時間は有限である。
どんなに働いても、働ける時間には限界があるからだ。

では、どうすればいいのか?

「資産運用」こそが、看護教員の未来を変えるカギ

ここで考えたいのが「資産運用」の重要性である。

お金に働いてもらう仕組みをつくること。
それが、労働収入だけに依存しない、真の経済的自由への第一歩だ。

投資信託、不動産、株式、あるいは少額から始められる積立投資。
知識を身につけ、賢く資産を増やしていくことで、時間を買い戻し、心の余裕を作ることができる。

「看護教員」という安定的な職を基盤にしつつ、資産運用で収入の柱を増やす。
これが、これからの時代に看護教員が目指すべき働き方、暮らし方ではないか。

まとめ

看護教員は安定した職業だが、その「安定」は決して裕福とは言えない現実がある。
現状維持を続けていれば、将来の不安は消えない。

だからこそ、私たちは目を覚まし、現実を直視するべきだ。
そして、収入を増やす努力と同時に、「資産運用」という新たな視点を取り入れ、時間とお金の両方の自由を追求していく。

あなたの未来は、あなた自身の手で変えられる。
今こそ、その一歩を踏み出すときだ。